とび・土工工事業は、とび・土工・コンクリート工事を請け負うことができます。
とび・土工工事業の内容
今回は「コンクリートにより工作物を築造(コンクリート工事)」の具体例について、見ていきましょう。
コンクリートにより工作物を築造(コンクリート工事)
「コンクリート工事」とは
「コンクリート工事」とは鉄筋コンクリート造りの建築物の柱や壁、梁をつくる工事です。生のコンクリートを現場で型枠に流し込んで固める作業を行います。
「コンクリート打設工事」とは
「コンクリート打設工事」とは「生コンクリート」(固まる前のコンクリート)を型枠の中に流し込み、建物の基礎を作る工事です。
「打設」とは、もともと生コンクリートを充填するため、念入りに叩いたり突いたりして空気や水を出したことに由来するとされています。 現在では棒で叩くことは少なく、バイブレータや圧送技術などが用いられています。
「コンクリート圧送工事」とは
「コンクリート圧送工事」とはコンクリートを建物に送り込む仕事です。.
建設現場でコンクリートを使用する際には、大規模なものになると、コンクリートミキサー車によって運ばれてきます。ミキサー車によって、すでに良い状態に仕上げられたコンクリートを各部分に送り込むのがコンクリート圧送工事業の仕事です。
コンクリートを送り込む際には、コンクリートポンプ車と呼ばれる特殊な車両が使われ、油圧や機械的な圧力を使って、必要部分に送り込んでいきます。
「プレストレストコンクリート工事」とは
「プレストレストコンクリート工事」とはコンクリートに「プレストレス」を導入するには、鉄筋の5~6倍の強度を持っている「PC鋼材」と呼ばれる高強度の材料を使います。プレストレストコンクリートを作るためには、PC鋼材を引っ張って、張力を与えた後にコンクリートと固定します。
鉄筋コンクリートは、引張力に対して鉄筋で抵抗する構造ですが、コンクリートの多少のひびわれは避けられません。一方、プレストレストコンクリートではあらかじめコンクリートに圧縮応力を作用させることによって、ひびわれを生じさせない構造としたり、ごくわずかのひびわれ幅に制御することも可能です。
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